確認作業の1ポイント
作業前の指示と、作業後の確認を分ける
テンプレート、チェックリスト、報告書、ロールバックは、Codex作業を安全に閉じるための道具です。急いで次へ進む前に確認項目を見直しましょう。
報告書をもらったら、すぐ次に進めていい?
変更ファイル、触っていないファイル、停止条件、公開URL確認を見てから判断しましょう。
今回やった作業
Codexでファイルを変更しても、公開ページに反映されているとは限りません。今回の実践ログでは、公開HTMLを取得し、追加した文言、内部リンク、外部リンク、ボタン文言、classをgrepで確認した流れを一般化します。
今回の作業では、Codexの作業報告をそのまま完了扱いにせず、公開URL、公開HTML、HTTPステータス、エラー文字列、確認したURL一覧を使って裏取りしました。公開中サイトでは、ローカルやファイル上の変更と、ユーザーが見る公開ページが一致しているとは限らないためです。
作業前の状態
作業前は、Codexの報告では修正済みに見えていました。しかし、読み込み条件、キャッシュ、別テンプレート、条件分岐によって、ファイル変更が公開HTMLに出ていない可能性がありました。対象文言、リンク、class、ボタン文言を公開HTMLで確認する必要がありました。
作業前の問題は、実装したつもり、確認したつもり、完了したつもりが混ざりやすいことでした。特に公開HTML、Fatal error、SQLSTATE、代表URLの確認範囲は、指示文で明確にしておかないと報告から抜けやすくなります。
作業前に問題だったこと
Codexの作業報告だけでは、ユーザーが見ているページに反映されているか分かりません。ファイルは変わったが画面に出ていない、ローカルにはあるが本番HTMLにない、条件分岐で対象外になっている、という状態を見逃す危険があります。
Codex作業では、作成・変更・調査・公開反映・実画面確認が別の段階です。どこまで終わっているかを分けて見ないと、公開ページで見えない状態や500エラーを見逃します。完了条件だけでなく、完了と言わない条件も必要です。
Codexに任せたこと
Codexには、公開URLのHTML取得、対象文言のgrep確認、内部リンクと外部リンクのgrep確認、期待するclass、対象ボタン文言、確認結果の報告を任せました。HTMLに存在しても画面で見えない場合があるため、実画面確認へつなげる報告も含めました。
Codexには、対象URLの取得、公開HTMLの確認、grep対象の確認、HTTP 200、Fatal errorなし、SQLSTATEなし、sitemap.xml、robots.txt、関連ページの確認を任せます。確認したURLを報告書に残すことで、後から確認範囲を追えるようにします。
人間が判断したこと
人間側では、ファイル変更だけで完了扱いにしないこと、公開HTMLで出力を確認すること、grep対象を具体的に指定することを判断しました。HTMLにあっても表示されているとは限らないため、必要なら実画面確認も行う方針です。
人間が判断するのは、公開確認の範囲と完了扱いにする基準です。全ページ確認が必要なのか、代表URLでよいのか、エラーが出た時に停止するのか、未確認事項をどう扱うかは、人間が先に決めてCodexへ渡します。
実際に使った指示文の考え方
指示文では、「確認して」だけではなく、何を確認するかを具体化します。公開HTMLで見る文言、リンク、class、HTTPステータス、Fatal error、SQLSTATE、確認したURL、未確認範囲を報告対象にします。DB、cron、.htaccess、robots.txt、ads.txt、広告タグ、Search Console確認タグには触らないことも明記します。
うまくいった点
うまくいった点は、報告と実態を分けられたことです。Codexの「実装済み」や「完了」という言葉だけではなく、公開HTML上の証拠、HTTP 200、エラー文字列なし、確認URL一覧で裏取りできるようになりました。
詰まった点・危なかった点
- ファイル変更だけで完了扱いにする
- 公開HTMLを確認しない
- HTTP 200を確認しない
- 確認したURLを報告しない
- 未確認範囲を隠す
危なかったのは、ファイル上の変更で満足してしまうことです。公開HTMLに出ていない、HTTPが200ではない、Fatal errorが出ている、確認範囲が曖昧という状態では、公開作業としてはまだ不十分です。
作業後に確認したこと
作業後は、対象ページが200 OKであること、Fatal errorやSQLSTATEがないこと、公開HTMLに対象文言やリンクがあること、canonicalとrobotsが維持されていること、noindexが入っていないこと、CSSが読み込まれていることを確認します。
次から使える指示文テンプレート
以下は、公開確認や完了条件をCodexへ依頼する時に使えるテンプレートです。
以下の公開中サイトで、Codex作業後に公開HTMLへ対象内容が出力されているか確認してください。
対象URLを取得し、追加した文言、内部リンク、外部リンク、ボタン文言、追加classをgrepで確認してください。
ファイル上の変更だけで完了扱いにせず、公開HTML上に出ていることを報告してください。
公開HTMLに存在する場合でも、ブラウザ上で見えるかどうかは別途確認してください。
DB、cron、.htaccess、robots.txt、ads.txt、広告タグ、Search Console確認タグは触らないでください。確認チェックリスト
公開確認は、確認したURLと確認内容を残すことが大切です。
- 公開URLを取得した
- 対象文言をgrepした
- 内部リンクをgrepした
- 外部リンクをgrepした
- 期待するclassをgrepした
- ボタン文言をgrepした
- 公開HTMLに出ていることを確認した
- ファイル変更だけで完了扱いにしていない
- 実画面確認も必要か判断した
関連する使い方ガイド
注意書き
この記事は、実際の作業を一般化してまとめた実践ログ型ガイドです。具体的な案件名、内部情報、サーバーパス、秘密情報は掲載していません。
公開確認では、Codexに任せる確認作業と、人間が判断する完了基準を分けることが重要です。確認していないことは未確認と書き、見えていないものを完了扱いにしない運用にします。


