Codexの設定は3つの場所に分けて考える
「設定を変えたのに動作が変わらない」という時は、変更した場所と適用範囲が合っていないことがあります。アプリ全体、現在のタスク、詳細構成を分けて確認します。
config.tomlで個人またはプロジェクトの既定値、sandbox、承認、連携を詳しく指定します。設定画面の開き方
- アプリのメニューを開く
プロフィールメニューまたはアプリメニューからSettingsを選びます。 - ショートカットで開く
Windowsは Ctrl + ,、macOSは ⌘ + , です。 - 変更後に対象を確認
すぐ反映される項目と、新しいタスクや再起動後に確認する項目を分けます。
表示差について:設定名や利用できる項目は、OS、プラン、個人・Businessなどのワークスペース、管理者ポリシー、段階的な提供状況で異なる場合があります。
Settingsにある主な項目
最初に確認するおすすめ設定
- Follow-up behavior:作業中の追加指示を今の実行へ反映するか、次の実行へ待たせるかを決めます。
- Prevent sleep while running:長いローカル作業中にPCを離れる場合だけ有効にします。
- Notifications:完了と承認待ちが分かる状態にします。
- Browser:許可済みサイトを広げすぎず、不要になった許可を見直します。
- Permissions:最初はAsk for approvalを基本にします。
- Memories:共有端末、機密情報、組織ルールを確認してから有効化します。
Appearance、Pets、Suggested promptsは作業結果の安全性を直接変えないため、使いやすさに合わせて後から整えて構いません。
モデル・推論レベル・権限はタスクごとに選ぶ
| 項目 | 何を変えるか | 選び方 | 詳しいページ |
|---|---|---|---|
| モデル | 速度、深さ、反復作業への向き方 | 曖昧で重要な仕事、日常作業、正解が明確な反復を分けます。 | モデル選択 |
| 推論レベル | 同じモデルが考える時間と深さ | Ultra・非常に高い・高い・中程度・軽を難しさに合わせます。 | 推論レベル |
| 権限 | ファイル、コマンド、ネットワーク、外部操作の境界 | 通常は作業フォルダ内を自動化し、境界を越える時に確認します。 | フルアクセスの危険性 |
高い推論レベルにしても権限は広がりません。逆にFull accessにしても、モデルの判断品質が自動的に高くなるわけではありません。考える深さと触れる範囲は別の設定です。
承認を求める・代理で承認・フルアクセスの使い分け
| 表示 | 動き | 向く場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Ask for approval | sandboxの境界を越える操作で人に確認します。 | 初回作業、本番、外部通信、重要ファイルを含む作業 | 迷ったらこれを基本にします。 |
| Approve for me | 対象となる承認要求を別のレビュー役が判定します。 | 信頼済みの反復作業で確認待ちを減らしたい時 | sandbox自体は変わりません。対象外の承認は人へ出る場合があります。 |
| Full access | sandbox制限と承認停止を外す強い実行状態です。 | 外部で十分に隔離された検証環境など、必要性が明確な時だけ | 通常作業の既定値にしません。秘密情報と破壊的操作を特に確認します。 |
安全な中間設定:workspace-write と on-request の組み合わせなら、作業フォルダ内の編集を進めながら、外部やネットワークなどの境界で確認できます。
承認方法の詳しい使い分けでは、承認を求める・代理で承認・フルアクセスの違い、sandboxとの関係、作業別の選び方、config.tomlの代表例を説明しています。
Browser・Chrome・Computer Useの設定
Web操作は、内蔵Browser、ログイン済みChrome、デスクトップ操作を分けます。内蔵Browserは公開ページやローカルプレビュー、Chromeは既存ログインが必要なサイト、Computer UseはWindowsやmacOSのアプリ操作が必要な時に使います。
許可を小さく始める
- 必要なホストだけ許可する
- 機密ページを不用意に開かない
- 送信・削除・購入は内容を確認する
- 使わない許可を解除する
境界を分ける
- 公開確認は内蔵Browser
- ログイン状態が必要ならChrome
- OSアプリ操作だけComputer Use
- 管理者ポリシーがある場合は従う
Personalization・カスタム指示・Memories
Personalizationでは、Friendly、Pragmatic、Noneから基本の話し方を選び、必要に応じてカスタム指示を追加します。サイト制作のルールやテスト方法などリポジトリ固有の決まりは、プロジェクト側のAGENTS.mdへ分けると管理しやすくなります。
Memoriesは過去の文脈を再利用する機能です。便利ですが、保存したくない情報を入力しないこと、組織や共有端末のルールを守ること、人名・顧客情報・秘密情報を必要以上に残さないことが大切です。
Petsでペットを選び、表示する
- SettingsのPetsを開きます。
- 組み込みまたはカスタムのペットを選びます。
- 入力欄へ
/petと入力するか、コマンドメニューのWake Petを選びます。 - 収納する時は、もう一度
/petを入力するかTuck Away Petを選びます。
デスクトップ版のペットは他のウィンドウ上へ浮かび、タスクの動きや承認待ちを知らせます。アニメーションを減らすOS設定が有効な場合は静止表示になることがあります。
Codexでペットを表示する詳しい方法では、デスクトップ・Web・CLI・IDEの違い、Running・Needs input・Ready・Blocked、カスタムペット、表示されない時の確認を説明しています。
Configurationとconfig.tomlは必要な既定値だけ変更する
SettingsのConfigurationからconfig.tomlを開けます。個人の既定値はホームディレクトリ側、信頼したプロジェクト固有の設定はプロジェクト内の.codex/config.tomlへ分けます。
# 通常作業向けの考え方を示す最小例
model_reasoning_effort = "medium"
sandbox_mode = "workspace-write"
approval_policy = "on-request"
approvals_reviewer = "user"
例をそのまま大量に貼らず、必要なキーだけ追加します。変更前のファイルを残し、構文エラーがないか確認して、新しいタスクで意図した設定になったか確かめます。
権限プロファイルとconfig.tomlの詳しい整理も参照してください。
安全な設定は作業範囲・バックアップ・停止条件まで含める
設定画面だけで安全が完成するわけではありません。作業開始前に、どこを触るか、何を触らないか、どう戻すか、どの時点で止めるかを指示へ含めます。
作業対象として明示する
- 対象フォルダと対象ファイル
- 実行してよいテスト
- 利用してよいWebサイトや外部サービス
- 完了時に確認するURL・差分・ログ
触らないものを明示する
- APIキー、秘密鍵、パスワード
.htaccess、DNS、DB、メール設定- 無関係なリポジトリや他サイト
- 削除、課金、送信など取り消しにくい操作
- 変更前バックアップを作る
- Git差分または対象ファイル一覧を残す
- 権限を作業に必要な範囲へ限定する
- 想定外の変更、認証エラー、対象不明で停止する
- 公開後にHTTP、表示、内部リンク、SEOタグを確認する
設定が見つからない・反映されない時の確認順
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 項目が表示されない | アプリ更新、OS、プラン、ワークスペース、管理者ポリシー、段階提供を確認します。 |
| 変更が今のタスクへ反映されない | 新しいタスクを開き、Settingsとタスク単位の設定を取り違えていないか確認します。 |
| config.tomlが効かない | 保存先、TOML構文、設定の優先順位、プロジェクトの信頼状態を確認します。 |
| 毎回承認が出る | 何がsandbox境界を越えているかを見て、必要なら限定的な許可や作業範囲を見直します。 |
| BrowserやComputer Useが動かない | Pluginの有効化、サイト許可、Chrome接続、OS側の画面・操作権限を確認します。 |
| 設定を変更できない | Business等の管理対象では組織のrequirementsや管理ポリシーが優先される場合があります。 |
OpenAI公式情報
- ChatGPT desktop app settings
- Pets
- Built-in browser
- Memories
- Basic configuration
- Agent approvals and security
- AGENTS.md
この記事は2026年7月時点の公式案内をもとにした非公式ガイドです。設定名や提供範囲は更新されるため、実際の画面と公式情報も確認してください。
Codex設定のよくある質問
Codexの設定はどこから開きますか?
デスクトップアプリのメニューからSettingsを開きます。WindowsではCtrlとカンマ、macOSではCommandとカンマでも開けます。表示される項目はOS、プラン、ワークスペース、段階的な提供状況によって異なる場合があります。
最初に変更した方がよい設定はありますか?
まず通知、Follow-up behavior、作業中のスリープ防止、ブラウザの許可先、権限モードを確認します。見た目やペットは好みで変更し、フルアクセスは通常の初期設定にしません。
Settingsとタスク画面のモデル・推論設定は同じですか?
同じではありません。Settingsはアプリ全体の基本動作、タスク画面のモデル・推論・権限はその作業の実行条件、config.tomlはCLIやプロジェクトを含む詳細設定として分けて考えます。
Ask for approvalとApprove for meはどう使い分けますか?
Ask for approvalは境界を越える操作を人が確認します。Approve for meは対象となる承認要求を別のレビュー役へ回しますが、sandboxの範囲自体は広げません。初めての環境や本番作業ではAsk for approvalが基本です。
Full accessを常に選んでもよいですか?
推奨しません。Full accessはsandbox制限と承認停止を外す強い設定です。隔離された検証環境など必要性が明確な時だけ使い、作業対象、バックアップ、秘密情報、停止条件を確認します。
ペットはどこで選びますか?
SettingsのPetsで種類を選び、入力欄へ/petと入力するかWake Petを選ぶと表示できます。もう一度/petを入力するかTuck Away Petを選ぶと収納できます。
カスタム指示はどこへ保存されますか?
デスクトップアプリのPersonalizationから編集できます。現行案内では個人向けの指示はAGENTS.mdと関係します。リポジトリ固有の決まりは対象プロジェクト側のAGENTS.mdへ分けます。
Memoriesをオンにすると何が変わりますか?
利用可能な環境では、過去のチャットやタスクから役立つ文脈を次の作業へ引き継げます。機密情報や共有端末を扱う場合は、保存内容と組織ルールを確認してから使います。
設定を変えても反映されない時はどうしますか?
新しいタスクで確認し、config.tomlの構文、設定の適用範囲、プロジェクトの信頼状態、管理者ポリシーを順に確認します。段階提供の機能はアカウントにまだ表示されない場合があります。
config.tomlは初心者も編集する必要がありますか?
通常の利用では必須ではありません。Settingsとタスク画面の選択で足りない既定値だけを少しずつ追加し、変更前のコピーを残してから新しいタスクで確認します。


